今日はとても印象的なお店に行ったのでシェアしたいと思います。
その名も『かつお食堂』。
渋谷の宮益坂を登った辺りにひっそりと位置するお店。
『かつお食堂』という看板が目に入ったのですが、数段階段を登ってすぐのお店が営業してるものの、バーカウンターがあり、とても『かつお食堂』というイメージがつかないお店だったので、よく見たのですが、外から店内を見ると、どうやらそこが『かつお食堂』のようです。
店内はカウンターのみで8席ありました。
また、店内にはかつおに関する本やポップなども貼られており、かつおTシャツまで売ってました。
そして、いざメニューを見るとシンプル!
『かつお食堂ご飯』『かつお飯ご飯』のみ!
(ご飯大盛りは無料のようです)
早速、『かつお食堂ご飯』を注文しました。
ここまではまあ普通のお店と同様ですが、
注文してからこのお店のこと大好きになりました。
若い女性店主さんが、かつおに対する想いやかつおについて、かつお削る道具について、食材についてなど、とにかく熱く語ってくれるのです。
今日の鰹節は鹿児島県枕崎市のカネモ鰹節店さんので、4代目の店主さんが…とか、
鰹節を削る道具も新しいものだと削る時の音が違ったり、そもそも削る時の力もいらないんですよとか、
プライベートな事ですが、来週にはかつおを釣り上げるところを沖縄まで見に行ってくるとおっしゃってました。
かつおの事をもっと知るには、まず釣り上げるところから見ておかないといけない。生きてるかつおを感じに行く!
かつおの良さを伝えるためには大事な事ですから!と語ってくれました。
そんな話を聞きながら待つ事20分くらいでしょうか。いよいよお出ましです。
シンプル!
鰹節ご飯、おしんこ、卵焼き、味噌汁です。
実は僕はとても匂いに鈍感なのですが、鰹節の香ばしい香りも味わうことができました。
お米は静岡県産のコシヒカリを使ってるようで、鰹節のフワフワとお米のフワフワが混ざり合っていました。
味噌汁も具沢山で旬の野菜を使っていて、具は変わるようです。
ゆっくり食べながら、僕はとても興味を持っていたのが、何で鰹節にこんなにハマったんだろう?ということです。
それを聞いてみると自然に語ってくれました。
5年ほど前までは六本木や麻布のクラブで遊びまくりで金髪の超ギャルだったんですー(笑)
あまりの素行に親御さんがみかねて福岡のご実家に送還されたんですけど、その時におばあちゃんの鰹節を削る姿を見たことがきっかけで、かつおにハマったんです。
それからアルバイトしながら、かつおの勉強しに地方に行ったりしていったそうです。
ほんと人生って分からない(笑)
しかし、この店の鰹節と店主の情熱はとても素晴らしく感動しました。
お話を聞きながら食事をいただき、店を後にしたのですが、最後にもうワンパンチ!
『花鰹な1日をお過ごしくださ〜い』
この店、この人のこと絶対忘れない!
多分また行く。
なんか応援したい。
そして、この情熱を注ぐ姿勢を見習わなきゃ。
そお思わせてくれた今日のランチ
『かつお食堂』の紹介でした。